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医療脱毛の施術が完了する期間と適切な施術のタイミングとは
2022年3月8日

医療脱毛を検討しているが実際に施術が終了するまでに、どの程度の期間が必要なのか気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

脱毛を行う前には、どれくらいの期間で終了するのか知っておきたいですよね。

 

そこで本記事では、医療脱毛の施術に必要な期間や施術に適したタイミングなどを紹介します。

医療脱毛の施術を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

医療脱毛の完了期間の目安

 

医療脱毛は毛の周期に合わせて、施術の間隔を空けたうえで施術を行うため、終了までの期間には個人差があります。

必要な期間は、個人の肌質・毛の質によって得られる効果は異なりますが、おおよその目安としては約1年~1年半が必要といわれています。

 

また、イメージする毛の仕上がり状態によって必要な回数や期間が異なります。

たとえば、産毛まで脱毛することを要望した場合は、10回程度の施術と2年程度の期間が必要です。

 

▼こちらの記事ではレーザー脱毛目安回数について詳しく解説した記事になります。あわせてご覧ください。

レーザー脱毛は何回すればいい?効果を実感できる回数の目安

 

剛毛の方の場合

 

「剛毛だと効果が薄れてしまうのでは…」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、毛のタイプが剛毛な場合も、長くて1年半ほどあれば施術は完了します。

逆に剛毛の方は、毛の1本1本が太く脱毛で使用するレーザーが反応しやすいため、効果は出やすいといえるでしょう。

 

全身脱毛の施術を1年半受けていれば、個人差はあるものの70~80%程度は毛が抜けたと実感できるはずです。

 

医療脱毛で施術の間隔を空ける理由

 

医療脱毛を行う際には、部位によって異なることや個人差はあるものの、一定期間を空けたうえで照射をしなければなりません。 

そのため、短期間で終わらせたいことを理由に、1週間に1回通ったとしても効果が出ない期間があるのです。

ここからは施術の間隔を空ける理由を2つ紹介します。

 

理由①肌を傷つけることを防ぐ

 

施術期間を空けることには、肌を傷つけることを防ぐ目的もあります。

 

医療脱毛で使用されている機器は、出力レベルが高いため少なからず肌へ負担がかかってしまいます。

また、ケースとしては稀ですが、照射後に肌が赤くなることや炎症が起こることもあるのです。

 

強い出力レベルの照射を短期間で肌にあててしまうことは、肌に対してよくありません。

照射の効果を出すためにも、一定の間隔を空けて通うようにしましょう。

 

理由②毛の周期に合わせて照射を行うことが必要

 

毛の周期とは、「成長前期」「成長後期」「退行期」「休止期」の4段階に分かれた、毛が生え変わるリズムのことです。

 

このサイクルのなかでも、「成長前期」「成長後期」に照射を行うことで効果が発揮されるため、脱毛を行う際には毛が生え変わるリズムに合わせることが大事なのです。

ただし、自分で周期の管理を行う必要はなく、クリニック側が毛の周期を判断したうえで次の予約のタイミングを提案してくれます。

 

クリニックによってなぜ医療脱毛の施術の間隔が違う?

 

医療脱毛を行っているクリニックによっては、施術の間隔が異なることがあります。

 

たとえば、全身脱毛を受ける際にAクリニックでは2か月ごとと説明されたのに対して、Bクリニックでは3か月ごとと説明されたなどの場合です。

これは、クリニックで使用する脱毛機器が違うことによって起こります。

 

医療脱毛で使用される機器は大きく「蓄熱式」「熱破壊式」の2つの種類に分けられます。

蓄熱式脱毛機器は照射する場所に少しずつ熱を与えていくため、肌に対しての負担を減らせます。

そのため、次の毛が生え揃っていれば短い間隔で通うことが可能です。

 

熱破壊式脱毛機器は、照射する部分に対して集中的に短い時間で高出力な照射を行うため、蓄熱式脱毛機器に比べて効果の実感は早いです。

しかし、高出力のため痛みを伴う可能性があることや、早いところでも2か月の間隔を空ける必要があります。

 

医療脱毛の施術期間が空いても問題はない?

 

時期によっては、予約がなかなか取れない場合や自分の都合が合わず施術期間が空いてしまうこともあるでしょう。

悪質なクリニックは3回目と4回目は3か月後しかわざと予約を取れなくしているチェーン展開しているクリニックもあります。

レーザー脱毛は最初の3回目までの初期の照射が非常に重要で、それにより終了する回数に差が出てきます。

 

期間が空くと、新しい毛が生えることや、毛の周期によって想定よりも長く施術の回数や期間が必要になる可能性があります。

なので、2カ月に1回毎通院できるクリニックを選ぶことが重要です。

 

時期によって混み具合も異なるので、申し込み前にあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

 

【部位別】適切な医療脱毛の施術間隔

 

医療脱毛を受ける場合には、「全身」「顔」「VIO」などの部位別に施術を受ける方もいらっしゃるでしょう。

ここからは、それぞれの部位に適した間隔を紹介します。

 

全身脱毛の場合

 

全身脱毛の施術を受ける場合に必要な間隔は、2カ月毎を5回となります。

 

最初の3回の脱毛が完了すれば毛の量も少なくなるので、生え変わる周期も遅くなります。

また、必要な回数に関しては、クリニックで使用されている機器によっても異なってくるため、あくまで目安としておきましょう。

 

5回目の施術では、70~80%程度の毛が無くなっているため、この程度を完了とするのであれば、約1年で終了となります。

 

顔脱毛の場合

 

顔は体の毛に比べて生え変わる周期が早いため、通う期間の目安は約1~2か月です。

 

生え変わりのサイクルが早く、全身脱毛に比べて通うペースも早いことから終了する期間が短くなりそうですが、実はそうではありません。

顔は産毛が多く生えていることから、照射をするレーザーの反応がしづらいため多くの回数を照射する必要があるのです。

 

個人差はありますが、8回程度行えば毛が抜けて肌もつるつるになるので、全身脱毛と同様に約1年~1年半は必要だと考えておくとよいでしょう。

 

また、顔のなかでも鼻の下にある産毛は照射後も何度か生えてくるため、気になる方は10回以上の施術がおすすめです。

 

VIO脱毛の場合

 

VIO脱毛に通う際は、2カ月毎のペースが目安とされています。

 

VIOは毛の量が多くそれぞれの毛が太いため、痛みを伴います。周りの皮膚の色が黒いので完全に終了させるまでには少し長い期間が必要です。

特にハイジニーナ(すべての毛を脱毛)にしたい方は回数が増えると考えておきましょう。

VIOは、腕や足や脇の脱毛に比べて期間がもっとも長いとされており、完了までに約1年半~2年かかります。

 

5回程度の脱毛が終われば全体の毛は薄く・細くなりますが、すべてが完了するまでには最も時間がかかるため注意しましょう。

 

短期間で医療脱毛を完了させるポイント

 

できるだけ脱毛を早く完了させたいという方もいらっしゃるでしょう。

 

しかし医療脱毛は、通うペースが早ければよいというわけではありません。

そのため、なるべく短期間で最大の効果を発揮するポイントを4つ紹介します。

 

ポイント①1度に全身の施術が可能なクリニックを選ぶ

 

短期間で終わらせるようにするために、まずは1度に全身の施術が可能であるクリニックを選ぶことから始めましょう。

たとえば全身脱毛を行おうとした際に、クリニックによっては上半身と下半身を分けて行うところもあります。

この場合は上半身と下半身で別の日に照射をしなければならないため、通う期間も長くなってしまいます。

 

通う期間が延びると、都合が合わずにキャンセルをする可能性も高まるため、できるだけ1度の通院で全身の照射を行ってくれるクリニックを探すことをおすすめします。

当院の施術は全身を一度に2時間程度で終了します。

 

ポイント②レーザー脱毛の機械が何台かあるクリニックを選ぶ

 

クリニックを選ぶ際には、レーザー脱毛の部屋数やレーザー脱毛の機械が3、4台以上あるクリニックを選ぶと良いでしょう。

 

仕事の都合や体調によってキャンセルをしなければならない場合でも、直近で予約の調整ができれば毛の周期に対する照射のタイミングがずれることはありません。

しかし、予約がなかなかできない場合は毛の周期が合わずに照射のタイミングがずれてしまう可能性があります。

できるだけキャンセルをしないように、日程の調整をすることをおすすめします。

 

クリニックを選ぶ際には最初のカウンセリングの時点で、予約の取りやすさを確認しておけるとよいです。

転勤の多い方やお引越しがある御予定の方はチェーン展開している別店舗への通院ができるクリニックがいいかもしれません。

また、クリニックによってはチェーン展開しているところもあり、別店舗への通院が可能であるケースもあるのであらかじめ確認しておきましょう。

 

ポイント③肌荒れや乾燥など日焼けを避ける

 

脱毛を行う際には肌の状態があまりよくないと、照射の出力レベルを下げなければならない可能性があります。

出力レベルを下げると効果も下がる可能性があるため、想定していた期間で終わらないことや追加で照射をしなければならず費用が必要となることもあります。

 

そのため、肌荒れや乾燥などは日常的に保湿を行い、日焼けを避けるために日焼け止めを塗るなどの対策をしておきましょう。

 

ポイント④毛を引き抜くような自己処理は控える

 

通う期間を延ばさないために、毛を引き抜くような自己処理はやめましょう。

特に毛抜きやワックスを使った自己処理は毛を引き抜くことになり、毛の周期がずれる原因になってしまいます。

 

自己処理をする場合は、毛を引き抜かないカミソリや電気シェーバーを使うようにしましょう。

また逆剃りをすると埋没毛(外に出ていない毛)になったりするので、毛の流れにそって剃ることが大切です。

医療脱毛と美容脱毛で施術期間は変わる

この記事では医療脱毛の終了までの期間などを紹介しましたが、美容脱毛になるとかかる時間なども変わってきます。
▼こちらの記事では医療脱毛と美容脱毛の違いについて解説していますので、ぜひご覧ください。
 

医療脱毛と美容脱毛の違いについて解説

 

医療脱毛を行う期間には個人差があるものの約1年~1年半で完了する

 

医療脱毛に必要な期間は、一人ひとりの肌の質や毛の質によって異なりますが約1年~1年半とされています。

医療機関で施術期間が必要な理由は、脱毛の効果を発揮させるために肌を傷つけることを防ぐことや毛が生え変わる際の周期を合わせることなどが挙げられます。

 

通う期間を延ばさないためには、予約の取りやすいレーザー脱毛機が何台かあるクリニックを選ぶことが大切です。

また肌が乾燥しないように日焼けしないようにケアを行うことが大切です。

 

当院ではお客様のお肌の状態に合わせて医療脱毛が可能です。

京都市下京区のみならず近隣地域にお住まいの患者さんからも多くの治療のお問い合わせをいただいております。 

脱毛は肌トラブルにお悩みの方や、治療をご検討中の方はぜひ一度京都市の皮膚科岡田佳子医院までご来院ください。

 

監修者プロフィール

岡田佳子/OkadaKeiko

院長
日本皮膚科学会認定専門医師
日本医学脱毛学会会員

略歴
1992年 大阪医大皮膚科入局後名古屋分院皮膚科国内留学し美容皮膚科のパイオニア故早川律子先生の指導の下、美容皮膚科を専攻
1995年 『皮膚科 岡田佳子医院』開院
数多くの女性週刊誌「miss家庭画報」「25ans」「VOCE」に取り上げられ、TV番組「ミヤネ屋」「NHKニュース」などに出演。

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日本皮膚科学会認定専門医
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