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ニキビ跡の凸凹を治すには何がいい?セルフケアや治療法について詳しく解説
2024年8月7日

ニキビは“青春のシンボル”などとも呼ばれたりしますが、現在はストレスにより大人世代の方でも悩まされることも。治癒したとしても肌に凹凸ができる場合があり、対応が難しいので悩んでいる方も多いでしょう。そこで本記事では、ニキビ跡ができる原因やニキビ跡の種類、セルフケアやクリニックでの治療法、治療の流れ、注意点、よくある質問と回答などについて詳しく解説していきます。

ニキビ跡の凸凹とは?

大きなニキビができてしまうと特に残りやすいニキビ跡の凹凸。なぜニキビ跡になるかについて説明します。

ニキビ跡として残る原因は真皮層が傷ついてしまうから

ニキビ跡になる原因は、ターンオーバーが行われない真皮層が傷ついてしまうために起こります。1度傷ついてしまうと回復が難しくなるため、跡になってしまいがちです。

凸凹になるメカニズム

ニキビは皮脂などが毛穴に詰まることで、正常なターンオーバーが行われずに毛穴の中で炎症が起きることによりできます。長い間炎症を繰り返したり、長い間白ニキビや赤ニキビが治らず皮膚がカリカリに固く酸化したような状態でつまったままにしていると取れた時には凹みます。爪などでつぶしたりしてしまうと真皮層が傷つくことになり、肌が再生されずに凹凸ができます。

ニキビ跡の種類と特徴について

ニキビ跡にも種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

ニキビ跡の種類1:赤み

赤みがあるニキビ跡は、ニキビの炎症が起きてから半年内に見られることが多く、血管の拡張などにより、赤みとなって見えやすい状態です。

ニキビ跡の種類2:色素沈着

色素沈着しているニキビ跡は、肌がダメージを受けたことでメラノサイトという細胞が増殖し、肌を守ろうとするために茶色く見える状態です。

ニキビ跡の種類3:凸凹(クレーター、ケロイド)

凹凸ができているニキビ跡は、小さな穴が残るアイスピック型やニキビ跡は平らに残るボックスカー型、くぼみができるローリング型と呼ばれるものがあります。

ニキビ跡の凸凹を予防する方法とは?

気になるニキビ跡の予防方法にはセルフケアとクリニックが挙げられます。

【セルフケア】

セルフケアの場合は、クリニックでの直接的なケアとは異なり、ターンオーバーを整えることがメインになります。ビタミンC入り化粧水などによる保湿や、規則正しい生活を意識することが大切です。

【クリニック】

クリニックの場合は、フラクショナルレーザー※おすすめです、軽症の凹凸ならダーマペンといった施術によるニキビ跡の改善を目指す施術を受けられます。

ニキビ跡の治療の流れ

ニキビ跡の治療として代表的な「フラクショナルレーザー」の大まかな治療の流れについて説明します。

治療の流れ1:カウンセリング

施術箇所の状態の確認や麻酔の使用有無のヒアリングなどを行います。

治療の流れ2:目の保護

レーザーから目を守るため、アイシールドなどで目を保護します。

治療の流れ3:麻酔クリーム・麻酔注射・麻酔テープの使用

レーザーの出力量によって麻酔の必要が無い場合もあります。凹凸の状態や希望に合わせて決定されます。

治療の流れ4:レーザー施術

おおよその照射時間は10〜15分程度とされています。

治療の流れ5:クーリング

施術後は、ほてりやヒリつきなどが出やすいので、肌を落ち着かせるケアをします。

ニキビ跡の治療後の注意点

ニキビ跡の治療後は肌がデリケートな状態になっているため、以下の点に気を付けましょう。

注意点1:肌に刺激を与えないようにする

施術後の肌は一時的に傷ついている状態です。そのため、刺激の強いスキンケアやコスメ、紫外線を避けた生活をしましょう。洗顔の際のタオルで顔をこするといった行為もNGです。やさしく吸い取るようにしましょう。

注意点2:保湿をする

肌が乾燥しやすい状態になっているため、アルコールを含まない低刺激の化粧水でたっぷりと保湿をしましょう。

ニキビ跡治療のよくある質問

ニキビ跡治療にまつわるよくある質問と回答を紹介します。

Q1.施術は複数回かかるか?

A:深いクレーター状のニキビ跡、ケロイド状の場合はフラクショナルレーザーを5〜8回、程度によってはそれ以上の治療が必要と考えられます。

参考HP:浅いクレーターにダーマペンは何回受けるべき?おすすめの施術回数と頻度は? https://okada-keiko.com/condition/nikibi-scar/#lk-05 ※フラクショナルレーザーの場合も同等の回数を推奨

Q2.ニキビ跡は再発するのか?

A:完治していれば、ニキビ跡が再発することはほとんどありません。

参考HP:ニキビ跡Q&A https://okada-keiko.com/condition/nikibi-scar/#qa01

まとめ

今回、ニキビ跡ができる原因やニキビ跡の種類、セルフケアやクリニックでの治療法、治療の流れ、注意点、よくある質問と回答などについて詳しく解説してきましたがいかがでしたでしょうか。ニキビ跡の凹凸のケアの仕方を知ることで、憧れのなめらかな肌へと近づくことも夢ではありません。気になる方は施術の検討などされてみてはいかがでしょうか。本記事が、美肌づくりを目指す方のヒントになれば幸いです。

監修者プロフィール

岡田佳子/OkadaKeiko

院長
日本皮膚科学会認定専門医師
日本医学脱毛学会会員

略歴
1992年 大阪医大皮膚科入局後名古屋分院皮膚科国内留学し美容皮膚科のパイオニア故早川律子先生の指導の下、美容皮膚科を専攻
1995年 『皮膚科 岡田佳子医院』開院
数多くの女性週刊誌「miss家庭画報」「25ans」「VOCE」に取り上げられ、TV番組「ミヤネ屋」「NHKニュース」などに出演。

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