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岡田佳子医院HOME コラム シミ・そばかすを消す方法とは?セルフケアや美容皮膚科でできる?
お肌の悩みに多い、シミやそばかす。できてしまうと鏡を見るたび気になるものです。そんな気になるシミやそばかすを消すには、どのような方法があるのでしょう。
この記事では、シミ・そばかすを消す方法について解説していきます。
Contents
悩みのタネとなる”シミ”には、「肝斑」「炎症性色素沈着」「老人性色素斑」「花弁性色素斑」など、さまざまな種類があります。
実は、”そばかす”はシミの中の一つの種類で、特に色白の人に出来やすいと言われています。また、そばかすはスズメの卵殻に似ていることから、「雀卵斑(じゃくらんはん)」とも呼ばれています。
一般的にシミと言われている、花弁性色素斑や老人性色素斑は、紫外線による刺激や肌への過度な刺激、ストレスや肌のターンオーバーの乱れなどが原因と言われており、そばかすは遺伝的な関係が強いと言われています。
シミやそばかすを消す方法と聞くと、レーザーなどを使用した治療方法を思い浮かべますが、セルフケアや市販薬でシミやそばかすを消すことはできるのでしょうか?
残念ながら、セルフケアでシミやそばかすを完全に消すことは難しいと言えます。
なぜならば、シミやそばかすの原因である蓄積されたメラニンに、セルフケアだけでアプローチすることができないからです。
ですが、日々のセルフケアを怠らなければ、シミやそばかすの進行を抑えることは可能です。
先述したとおり、シミやそばかすを消すことは難しいため、「予防する」「薄くする」「進行を抑える」ことを目的としたセルフケアの方法をご紹介します。
夏の外出時はもちろん、季節を問わず日焼け止めを塗る、日傘をさす、帽子やサングラスを着用するなど、物理的な方法で紫外線から肌を守りましょう。
美白効果については個人差がありますが、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸、レチノールやハイドロキノンなど、有効成分を含んだ化粧品を活用することで、メラニンの生成や増殖の予防が期待できます。
こちらも効果については個人差がありますが、カミツレエキスやプラセンタエキス、アルブチン、トラネキサム酸、エラグ酸、ビタミンC誘導体などの成分が配合された洗顔用の石鹸も活用できます。
サプリメントを活用して、体の内側からケアすることもできます。抗酸化作用があるとされる、ビタミンC・A・Eを体内から取り入れることで、メラニン色素の生成を予防する効果が期待できます。
ここでは、セルフケアは”効果に個人差がある”ということを踏まえたうえで、注意するべきことに触れていきたいと思います。
まず、セルフケアを始める前に皮膚科などで診療を受けて、自身のシミの種類を診断してもらいましょう。自身の肌質や適切なケアの方法、セルフケアに取り入れたい用品ついて、医師のアドバイスを受けることをおすすめします。副作用や使用上の注意が必要な用品もあるため、自己判断せずに医師や薬剤師に相談をしましょう。
美白有効成分の含まれた市販薬をドラッグストアなどで見かけることもありますが、シミやそばかすへの効果が認められた成分とは、”トラネキサム酸・L-システイン・ビタミンC”という成分です。 この成分が含まれている市販薬は、メラニンの増加を抑制し、シミやそばかすが濃くなることを防ぐ効果が期待できるのです。
ドラッグストアなどで見かける市販薬には、改善効果ありの「薬」と改善効果なしの「サプリメント」があるので注意しましょう。 市販薬を選ぶ際はパッケージなどに表記されている、『第〇類医薬品』という記載を確認することが大切です。
シミやそばかすのセルフケアは症状の進行を防ぐのに役立ちますが、シミやそばかすを消すことに適しているのが美容皮膚科での治療です。 なぜかというと、美容皮膚科であれば、シミやそばかすに対する専門的なアドバイスを受けられることはもちろん、改善を目指した効果的な治療法を提案してもらえるからです。
シミやそばかすの気になる部分に、”フォトフェイシャル”という特殊な光を照射する治療法です。シミやそばかすだけでなく、毛穴にも効果があるため肌質の改善が期待できます。 施術時には、輪ゴムで弾かれたような痛みを感じますがダウンタイムが短く、施術後もメイクができるため、普段と変わらない生活を送ることができます。
シミやそばかすの原因となるメラニン色素に対し、ピンポイントでレーザーを照射する治療法です。照射するレーザーの種類にもよりますが、チクっと針で刺されたような痛みを感じるため、一般的には麻酔をしてからレーザーを照射していきます。 レーザーによる治療法の場合、ダウンタイムの症状として、肌の赤みや痒み、乾燥などがあります。
できてしまったシミやそばかすに対して、セルフケアで悪化や進行を防ぐことはできますが、完全に消すことは難しいと言えます。シミやそばかすをキレイに消すには、美容皮膚科での治療が効果的とされており、さらに内服薬や外用薬を併用し、セルフケアを実施することで悩みの改善が期待できるでしょう。
岡田佳子/OkadaKeiko
略歴
1992年 大阪医大皮膚科入局後名古屋分院皮膚科国内留学し美容皮膚科のパイオニア故早川律子先生の指導の下、美容皮膚科を専攻
1995年 『皮膚科 岡田佳子医院』開院
数多くの女性週刊誌「miss家庭画報」「25ans」「VOCE」に取り上げられ、TV番組「ミヤネ屋」「NHKニュース」などに出演。
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