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シミ・そばかすに効く予防ケアとは?
2024年2月27日

肌の表面に現れてしまったシミやそばかす。顔にできてしまうと顔色がくすんで見えたり、老けた印象を与えてしまう厄介なシミやそばかすを予防することはできるのでしょうか?

そこで今回は、シミやそばかすに効く予防ケアや対策方法をご紹介していきたいと思います。

シミ・そばかすの種類と原因について

”シミ”といっても、たくさんの種類があるので、まずはシミの種類とシミができる原因について触れていきたいと思います。

【老人性色素斑】

シミの中でも一番多くみられるのが「老人性色素斑」または「日光黒子(にっこうこくし)」と呼ばれるシミです。原因としては、これまでに積み重ねてきた、紫外線の影響が大きいと言われており、老化に伴って色が濃くなるという特徴があります。

【そばかす】

そばかすとは、目元の周辺や頬の上部に小さく散らばるようにできた茶色い斑点のことです。じつは、そばかすは子供の頃から存在しており、思春期の頃に目立つようになるといわれています。男性にはあまり見られないシミで、原因としては、遺伝的な要因が考えられています。

【肝斑】

肝斑とは、頬骨に沿って左右対称にできる薄茶色のシミのことで、ホルモンバランスの乱れやすい30〜50代の女性に多く見られるようです。原因としては、ホルモンバランスの乱れや化粧、肌の洗いすぎといわれています。

【くすみ(炎症後色素沈着)】

炎症後色素沈着とは、後天的にできるシミのことで、ニキビや傷、虫刺され、またはゴルフや海水浴などで日焼けした皮膚が炎症をおこし、色素沈着が原因となりシミになったものといわれています。

【ADM(対称性真皮メラノサイトーシス)】

対称性真皮メラノサイトーシスとは、頬骨の辺りやおでこの外側、小鼻に左右対称で生じることが多い、粒状の黒っぽいシミのことです。肝斑とは異なり、瞼にも発症するのが特徴で、明らかな原因は不明です。

シミ・そばかすに効く方法とは?

厄介なシミやそばかすに効く方法といえば、内服薬の服用や外用薬の塗布、美容皮膚科での治療などがありますので、注意点と合わせて簡単にご紹介していきます。

【シミ・そばかすに効く内服薬】

シミやそばかすに有効とされる成分を含んだ内服薬を服用することで、カラダの内側からアプローチしていきます。主に抗炎症作用のある成分やビタミン類を摂取する場合が多く、即効性はないため、継続して服用することが大切です。

【シミ・そばかすに効く外用薬 (美白クリーム)】

美白クリームなどの塗り薬を気になる部分に塗布し、シミやそばかすにアプローチしていきます。美白クリームなどの場合、シミやそばかすを消すというよりも、目立たなくするというイメージが近いので、時間をかけて使用していく必要があります。

【シミ・そばかすに効く治療法】

まず、”フォトフェイシャル”は、「IPL(Intense Pulse Light)」というカメラのフラッシュのような光を肌に当てることで、肌に沈着したメラニンにダメージを与える方法です。その他、光が肌の黒い色素に反応して熱を放出し、メラニンを破壊する”レーザー”による治療方法もあります。

シミ・そばかすに効く医薬品と治療の注意点

ドラッグストアで手軽に購入できる美白医薬品もありますが、服用や塗布の際に注意が必要な薬もありますので、医師の診断のもと、自分に合った医薬品を使用されることをおすすめします。また、シミは種類も多いうえ治療方法が異なるので、当然ながら医師の診断のもと種類や症状にあった治療を受けることが大切です。

セルフケアでできるシミ・そばかす予防

シミ・そばかすの予防として、紫外線対策が必須であることはもちろん、自宅で行う丁寧なスキンケアやバランスのとれた食事、生活習慣の見直しなどで、メラニンの過剰生成や蓄積を防ぐことが期待できます。

また、若い頃から予防や対策を行うことによって、シミの出現や悪化を抑えたり、加齢による肌老化の進行を遅らせる効果も期待できます。

【シミ予防:紫外線対策】

紫外線対策は1年を通して、外出時はもちろん室内にいる時も行いましょう。紫外線は季節に関係なく、しかも室内にまでガラスを通して降り注いでいます。”少しくらい大丈夫”と思いがちですが、朝から日焼け止めを必ず塗布し、紫外線から肌をしっかりと守ることが大切です。

【シミ予防:肌の保湿ケア】

シミの予防には、肌の保湿も欠かせません。肌が乾燥すると、肌のバリア機能は低下してしまい、バリア機能が低下することで紫外線によるダメージを受けやすくなるからです。そのため、日々のスキンケアで充分な保湿を行い、肌の潤いを保つことがシミ予防に繋がります。

【シミ予防:美白ケア】

美白成分が配合されている美白化粧品の活用もシミ予防に繋がります。化粧品はセルフケアに取り入れやすいアイテムですが、シミができてしまってから慌てて使うのではなく、できる前から継続して使うことでシミ予防が期待できます。

【シミ予防:食事の見直し】

紫外線を浴びることで発生する活性酸素を抑えるために、抗酸化成分を摂取することを意識しましょう。ビタミンCやリコピン、ポリフェノールなどを含む食品をバランスよく摂取するほか、肌の新陳代謝を促したり、バリア機能を維持するために役立つ、たんぱく質とアミノ酸の摂取も心がけるといいでしょう。ちなみに、ビタミンCが多く含まれる柑橘系のフルーツは、紫外線を吸収しやすいという反面もあるため、朝食で摂ることを避けて、ビタミンCをサプリメントで補うなどしましょう。

【シミ予防:生活習慣の見直し】

スキンケアや食生活での予防にプラスしたいのが、生活習慣の見直しです。日々の紫外線ダメージや疲労を回復するためには、入浴や睡眠といった、基本的な生活習慣の見直しも大切です。また、喫煙は血行を悪くし、新陳代謝を鈍らせターンオーバーを乱してしまうため、シミ予防にとって喫煙も見直すべき習慣と言えるでしょう。

【まとめ】シミ・そばかすに効く予防策は早めに実践!

メラニンが過剰生成されることで発生するシミ。一度シミとして現れてしまうと、セルフケアでは消せないのが事実です。ですが、美容皮膚科で専門的な治療を受ければ、キレイにシミを消すことも可能です。

しかし大切なのは、シミができてしまってから対処するのではなく、シミそのものを予防することなのです。シミは予防できる症状なので、紫外線対策を徹底したり、スキンケアや生活習慣を見直すなど、早めの予防策の実践をおすすめします。

監修者プロフィール

岡田佳子/OkadaKeiko

院長
日本皮膚科学会認定専門医師
日本医学脱毛学会会員

略歴
1992年 大阪医大皮膚科入局後名古屋分院皮膚科国内留学し美容皮膚科のパイオニア故早川律子先生の指導の下、美容皮膚科を専攻
1995年 『皮膚科 岡田佳子医院』開院
数多くの女性週刊誌「miss家庭画報」「25ans」「VOCE」に取り上げられ、TV番組「ミヤネ屋」「NHKニュース」などに出演。

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