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岡田佳子医院HOME コラム アトピー性皮膚炎は治らない?原因と薬や注射などの治療法&ケアの仕方について
アトピー性皮膚炎であると「かゆい」、「化粧品選びが大変」など日々の生活に煩わしさを感じることがあります。アトピー性皮膚炎は、成長するにつれて改善される場合もあれば、大人になって発症する場合もあります。そこで本記事では、アトピー性皮膚炎が起きる原因、症状、子どもと大人の違い、治療方法、注意点、日常でできるケアなどについて詳しく解説&紹介をしていきます。
Contents
アトピー性皮膚炎は皮膚の炎症でしょう?と思われる方が多いのではないでしょうか。起きる原因や症状について解説します。
アトピー性皮膚炎とは、湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返すかゆみを伴う湿疹を主に病変とする疾患だとされています。家族にアレルギー症状を持つ方がいる遺伝的要素や、ほこりやダニといった刺激による環境的要素、ストレスや生活リズムの乱れによるホルモンバランスの変化などの要素から発症する原因になります。
主な症状は“かゆみ”になります。かゆみを生じてかきむしってしまうと、また更に皮膚が傷つき症状が悪化すると言った場合が多く、なかなか治りにくいのがアトピー性皮膚炎の厄介な点でもあります。かきむしるとかさぶたのような状態になってしまいます。
また、皮膚のバリア機能が先天的に弱いため、化粧水やコスメなどがヒリヒリしたり、しみたりすることがあります。肌のバリア機能が脆弱なため、お肌が乾燥しやすく、かゆみを招いてしまうのです。
子どもの時期から発症しているアトピー性皮膚炎と大人になってからのアトピー性皮膚炎の違いなどについて解説します。
発症部位は顔や首、胸、背中といった上半身に見られる場合が多いようです。汗をかきやすくたまりやすいひざやひじの関節は、共通して症状が見られやすい部分でもあります。
乾燥などの症状は共通しますが、発症する要因が異なる場合があります。
子どもの場合は、肌のバリア機能が未熟であるため発症しやすいといった傾向があり、大人の場合は仕事や人間関係などからのストレス、出産などホルモンバランスの崩れなどの要因が挙げられます。遺伝的要因は共通する要因でもあります。
アトピー性皮膚炎の治療は状況と段階に応じた医師による判断が必要です。アトピーの重症度は症状と面積で決められ、状態に応じて塗り薬と飲み薬、注射薬などの治療が行われます。
ステロイド剤は副腎皮質ホルモンの1つで医師から処方されることが多いでしょう。外用薬が一般的です。途中でステロイド剤の使用を急に中止しないようにします。皮膚の症状に応じて段階的にステロイドを弱くしてゆっくりと医師の指示に従いながらやめていきます。塗り薬は、薄く塗り広げるのではなく、肌をしっかりと覆う量を塗りましょう。薬を塗布した部分にティッシュが張り付く程度が目安です。
急にステロイド剤の使用を自己判断で中断すると悪化したり、頭痛や倦怠感などを感じたりすることがあります。また、塗布部分の皮膚の萎縮や毛細血管の拡張、ニキビなどができる場合があります。医師による診察を必ず受けてください。
ステロイド剤が体質に合わない場合などは抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬、ステロイドを含まない軟膏、紫外線療法という治療法もあります。内服薬と併用しながら行う場合が多いでしょう。
ステロイドの副作用をただ単に恐れて選ぶのではなく、医師の判断による治療法が大事です。ステロイド治療法に比べて費用がかかる、治療期間が長いというデメリットもあります。
日頃のケアで快適に過ごしやすくなる方法について紹介します。
肌の保湿するためのバリア機能がとても弱い状態です。保湿クリームで定期的に保湿してあげると乾燥を防ぎやすくなります。潤いを保ちやすいヒアルロン酸やセラミド、コラーゲン、水分の蒸発を防ぐプロペト軟膏や白色ワセリンなどの保湿成分がおすすめです。皮膚への刺激の強いアルコールやパラベンなどは避けましょう。
スキンケアの回数は1日1〜2回が目安ですが、乾燥を感じる前に小まめに保湿することがポイントです。特に入浴後は5分以内に保湿をしましょう。保湿剤を塗る際は、手のひらで細かい部位までしっかりと塗るようにしましょう。
塗り薬や飲み薬でせっかく症状が緩和されたとしても悪化する要因があれば、また悪化してしまうおそれも。以下の点に気を配るようにしてみて下さい。
ほこりやダニ、花粉などといったアレルギー症状が出やすい外的要因を取り除きましょう。また、入浴時の湯舟の温度を38〜40℃に設定するなど、外的な刺激にも気を配ります。身体を洗う時はこすらないようにし、刺激を感じるスキンケア用品やコスメなども使用しないようにしましょう。
生活リズムを整えることは健康的な生活を送る際に欠かせない条件です。睡眠時間が十分に取れていれば、疲れにくくなりストレスも溜めにくくなるでしょう。バランスの良い食生活も生活リズムを整えることに役立ちます。運動を取り入れてみるのも良いでしょう。 アトピーという病気はストレスをどうコントロールするか?という事が治す為には特に大切です。
「肌にかゆみがある」、「保湿クリームでケアしてきたけどなかなか改善しない」そんな時は皮膚科に診察に行くことをおすすめします。
肌にかゆみを伴うブツブツが現れた時は皮膚科を受診するタイミングです。かゆいとかきこわし、感染リスクや症状の悪化、治療が長引くなどのリスクが発生します。なるべく早めに診察を受け、薬や保湿剤などを処方してもらいましょう。
生活リズムや食生活の改善などで一時的に症状の緩和が見られても、疲労による免疫低下などの理由からアトピー性皮膚炎の症状が強く出る場合があります。慢性的に症状が続く傾向が強い疾患でもあるので、症状が強くなってから受診するよりも早期に受診していると対策しやすくなります。
当院では様々な施術やご相談を承っております。 アトピーページ https://okada-keiko.com/condition/atopy/
今回、アトピー性皮膚炎が起きる原因、症状、子どもと大人の違い、治療方法、注意点、日常でできるケアなどについて詳しく解説&紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。アトピー性皮膚炎は慢性的、繰り返しやすい特徴があるので、対処法や日頃のケアのポイントなどを知っておくと快適な生活を送りやすくなります。自己のストレスのコントロールがとても重要な病気です。本記事が、健やかな肌を保つためのヒントになれば幸いです。
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岡田佳子/OkadaKeiko
略歴
1992年 大阪医大皮膚科入局後名古屋分院皮膚科国内留学し美容皮膚科のパイオニア故早川律子先生の指導の下、美容皮膚科を専攻
1995年 『皮膚科 岡田佳子医院』開院
数多くの女性週刊誌「miss家庭画報」「25ans」「VOCE」に取り上げられ、TV番組「ミヤネ屋」「NHKニュース」などに出演。
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